泉北ニュータウンとは?

泉北ニュータウン(大阪府堺市南区)

大阪郊外にあるニュータウン。堺市南区を「泉北」と定義しています。
昔から泉北に住む友人に「泉北の魅力を伝える雑誌をつくろうと思ってるねん!」というと笑われました。
「泉北の魅力って、なんもないやん」確かに、そうかも知れません。

泉北のまちは、住民の多くがベッドタウン(寝に帰るまち)として日常使いしています。
大阪の中核市街地の1つでもある難波まで私鉄鉄道の南海高野線で約23分。
泉北の玄関口である“泉ヶ丘駅”には、百貨店やショッピングモールなど充実しています。
また、関西国際空港からは直通バスが走っています。しかし、観光地ではありません。

個人店をやりたくても、ニュータウン内には住居の1/3以内などの規制があります。
地域ごとにあった近隣センター(商業エリア)は人口減に伴い、スーパーや医療施設などが撤退。駅前に出てこないと生活がしにくい「まち」になりつつあります。
また、全国のニュータウンと同じく、少子高齢化や人口減、住宅や施設の老朽化・空き家問題など、抱えています。

 

「働く場所も遊ぶ場所も地域の外にある」編集部メンバーもそうでした。

そんな風に思っていた私たちが、視点を変えたことで見えてきた泉北の魅力。まちを好きになることで、日々の小さな出来事すら幸せだと感じることができるようになりました。

・大阪市内に働きに出るのをやめた人
・休日はもっぱら泉北内で遊ぶようになった人
今まで当たり前だった“暮らし方”が少しずつ変化しています。“豊かな暮らし”は人それぞれで、経済的な豊かさとは異なることがたくさんあることに気付きました。
そんな私たちが紹介したいと思っている泉北の魅力の中でも一番!と言えるのは、

「泉北の環境をうまく使いこなして“まち”の中で遊ぶ大人がたくさんいること」

例えば…
・自宅の一部を店舗としている職人さん
・地元で採れる新鮮な有機野菜のcaféオーナー
・自転車が趣味で休日はヒルクライムを楽しむ会社員
・県外から訪れる人が多い、器のセレクトショップオーナー
など、紹介しきれないほどの魅力的な方々がたくさんいます。

都市開発されて今年で52年目。
ニュータウンの中でも珍しく、旧村・水田・遺跡などを残したまま上手く整備され、緑豊かな住環境を有しているからこそ、生まれた状況だと感じています。

「泉北をつむぐまちとわたしプロジェクト(通称:つむプロ)について

『RE EDIT』編集部は、泉北の魅力をつくり、つたえる市民活動団体「泉北をつむぐまちとわたしプロジェクト(通称:つむプロ)」の新しいプロジェクトとして発足したチームです。
つむプロは、2014年に堺市からの呼びかけで始まったプロジェクトです。
コミュニティデザインのパイオニアである山崎亮さんが代表を務めるstudio-Lの指導のもと、3年間の実績を積み、2017年からは完全に市民主体で運営しています。

代表的なプロジェクトは、柑橘類の育ちやすい泉北の土壌に着目した事で生まれた「レモンの街ストーリー」や、泉北ならではの遊歩道“緑道”や緑豊かな公園の楽しみ方を提案する「緑道ピクニック
など、地域住民で力を合わせて泉北の資源の新たな魅力開発をしています。

※山崎亮さんの著書である「コミュニティデザインの源流」にはつむプロの活動が事例として紹介されています。